« 寿司の輸出2 | トップページ | 寿司の輸出4 »

2015年2月23日 (月)

寿司の輸出3

草食動物の代表的なものとしてウシが挙げられますが、ウシは本当に植物だけを栄養源にしているのでしょうか?

ご存知のように、ウシは反芻動物で4つの胃を持っています。一度胃に入れたものを口に吐き戻し咀嚼し直すことを反芻と言いますが、反芻しながら4つの胃を上手く使って栄養を得ています。
食べた草は先ず第1の胃に入れられますが、そこに不溶性食物繊維のセルロースを分解する酵素「セルラーゼ」を生産する微生物を共生させていて、これらがセルロースを分解することによって植物繊維の消化が行われます。また、水溶性食物繊維を分解する性質を持つビフィズス菌なども共生させ、水溶性食物繊維が分解されるのです。他にメタン生成菌を持ち、水素と二酸化炭素または酢酸・メタノールなどの有機物からメタンが作り出されます。
成ウシの第1の胃は200リットルほどあると言われ、そこでは上記のような微生物が食べた草を発酵させています。言わば超巨大な発酵タンクがあるわけです。そしてそこで働く微生物の総重量は2kgにもなるそうです。
こう見ると、ウシは微生物の力を借りて草の栄養を吸収できるようにしているのが理解できます。
しかし実はそれだけではなく、第4の胃ではこれらの微生物自体が消化されそのたんぱく質を利用する仕組みがあるのです。たんぱく源確保のため培養しているのです。
第1の胃には植物を発酵させる発酵タンクの役割と、植物が培養液になった培養タンクの役割があったのです。
馬ではウシの第4の胃に当たる組織がないので微生物をたんぱく源にすることができません。そのため、イモ類やマメ類を餌に混ぜてあげる必要があります。

« 寿司の輸出2 | トップページ | 寿司の輸出4 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/112848/59037118

この記事へのトラックバック一覧です: 寿司の輸出3:

« 寿司の輸出2 | トップページ | 寿司の輸出4 »