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2015年2月12日 (木)

ヤマドリのゆめ 主、居らず

  ほんの少しうたた寝をしただけなのに随分長く寝てしまったような気がした。
  今日は風もなく穏やかな日だ。気持ち良さの中で睡魔に勝てなかったが、
こんな日はトンビが空を舞っているものだ。空に目を向けるがトンビの姿は
見当たらない。一先ず安心したが、このまま雑木の中を下るのは止め、杉林の中を
下ることにした。杉林に入ると一気に沢まで下った。沢に下り喉を潤し満足すると、
近くの大きな岩の上に登った。この沢に付いてから3年目の春になる。
   2年前の冬、僕は猟師に追われ仲間たちと散りじりになった。そしてこの沢に
たどり着いた。そろそろ一人立ちをしなければいけない時でもあったし、その時
この沢に付いているライバルが運良く居なかった。それから僕はいつもこの岩の
上で頭を高く上げ一時を過ごすようになった。これも運良くなのか2年間ライバルが
現れることはなかった。
   僕は寝床に向かう帰り、林道で落ち葉に隠れた餌を探した。林道は他よりも暗く
なるのが遅いし、蔓が良く伸びているのでマメや木の実が探し易かった。
少しお腹を満たすことができたので寝床に移り眠りについた。

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